チャーリーとチョコレート工場
久しぶりの映画館。なんたらカードを見せて割引料金。
『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』以来の(にわかだな)ティム・バートンファンとしては、しばらく映画館に行っていない重い腰を上げる機会となった。
相変わらずの無彩色と極彩色の対比、マッドサイエンティストの研究所セット大好きのバートン流。
4人の子供の性格が悪すぎて、ウィリー・ウォンカも精神に異常をきたしている人で、ぎすぎすした雰囲気の人間関係。こちらがいたたまれないほどだ。そいつらが脱落していくカタルシスとサスペンス。
客層を見たら、未成年が多い。子供向け映画だったのか。確かに繰り返しは、「大きな蕪」や「三枚のお札」「三匹の山羊とガラガラドン」の例を引くまでもなく、童話の必須枠組みだ。繰り返すことの安定感と、予想が当たるうれしさをもたらす。
しかしなんといっても小人ウンパ・ルンパのインパクト! ちょっとカルロス・ゴ一ン氏に似ているかもしれない。氏にポリネシア風味をかけるとこうなる。そのウンパ・ルンパのゆるいダンスと音楽がたまらない。この映画で声を立てて笑ったところが一つある。オタク少年がとっちめられるところで、ビ○○○○のパロディがある。わはは。
親子の再会があるのだったら、アレに関する伏線がないのが惜しまれる。また、チャーリーを「善良な少年」というキャラにしたかったら、猫○○はまずいんでないかい?
全体的に、なんか作りがゆるい感じ。
ひょっとしたら全国の小学校・中学校で上映されることを目論んでいるのかもしれない。
おすすめマークほい! ★★★
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