ヤッターマン差し替え祭
1月14日、『ヤッターマン』リメイクの放映が始まった。そう言えば記者会見が行なわれて、深田恭子が演じるとかなんとか言われていて、そのまま忘れていた。するとアニメが始まった。実写だけではないのか。
そのオープニング。
……なんだこれは。薄っぺらなボーカル。停めてばかりでドライブ感のないギター。音屋ナントカいう偽名を使っていたが、有名な歌手二人だという。
中身は楽しめた。ネットでは「主人公の性格が違う」と非難されていたが、それはどうでもいい。いわゆる「三悪」の演技に引き込まれる。ドロンジョ(のび太)が70歳を過ぎているなんて、信じられようか。ああジャイアン。伴よ。
で。ネットに戻ると、オープニングへの苦情がすごい。ニコニコ動画では旧作の山本氏の歌をかぶせた動画が乱立している。次から次へとクリック。飽きない。むしろ胸がいっぱいで泣きそうだ。
旧作の絵に新作の歌をかぶせたものなんて、「素人にしてはうまい」「中学校の文化祭レベル」などと酷評されている。ほかにも新作の歌については「これはない」「辛気くさい」「淋しそうなギター」「原曲レ○プ」「デモテープ」「葬式オープニング」などなど……。
ニュースでは山本氏へのバッシングもある。確かに、「曲作りは担当が歌手を作曲家に挨拶させてから」(大意)というのは、昔の感覚である。知名度はない例だが、一時期再結成したソフトバレエも、「昔と違って、今はスタジオで会うことなく、CDを送って知らないところで曲ができる」という意味の発言をしている。
でもそれは揚げ足取りだ。山本氏とセラ、よっちゃんでは、雲泥の差である。月とスッポン。公式の掲示板も、内容には1%しか触れず、ひたすらオープニングへの怨嗟、抗議で埋まっている。エンディングは話題にさえならない。
(付記: なぜか擁護派が増えてきた。)
今週のオープニングが今週きりであることを切に希望する。絵はいいよ。
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本編で、「ナレーションやおだてブタが違う!」という意見があった。いやそれは。
ヤン・ウェンリーは亡くなったわけで……。
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