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図書館書評

 書評なんてものではないが。せっかく借りたので、何か書く。

1) ラインの虜囚 田中芳樹   児童文学らしいので、買う価値はないと判断。
 おもしろい! でも児童文学。特に著者の最近の悪癖、「主人公は凡人だが味方が強すぎて戦闘シーンに緊迫感がない(『see バルト海の復讐』)」がどうしようもない。

2) オシムの言葉 木村元彦
 名著。サッカーよりも、オシムさんの人生を読みたい人に。繰り返すが、サッカーの戦術より、不屈のたくましい精神を学ぶ本。
 
3) 世界名作童話集
 DVD。子供向け。

4) 見方が変わるサッカーサイエンス 浅井武・布目寛幸
 キーパーの弱点はゴール下のすみ。なぜなら、横に飛ぶモーションだけでなく、体を下に開店させる動作が必要だから。摩擦円錐、という難しい説明もしている。ストイコビッチのキックについては、私がまだ納得できない。

5) サッカーの国際政治学 小倉純二
 ロビイスト、という言葉を知らない人には、ぜひ知ってもらいたい。いわゆる「偉い人」が何をしているか、自分で明確にしている著書。新書だから(本として)あと数年の命だが。

6) 蹴る群れ 木村元彦
 2)の著者の最新作。なぜかキーパーの取材が多い。また30代にとっては、Jリーグ開幕時に広島(のち千葉、神戸)で大活躍したイワン・ハシェックのヘディングを覚えている人も多いであろう。彼にも一章を割いている。

7) 東京奇譚集 村上春樹
 ぐいぐい読ませる。

8) ビートルズ全詩集(改訂版) 内田久美子
 マジカル・ミステリー・ツアーの「ララー」が"Roll up"(集まれ)だと初めて知った。再読の必要あり。

9) 青の肖像 小松成美
 トルシエ・ジャパンのヒーロー、川口、森岡、中田らへのインタビュー。女性だからなのか、選手たちが心の奥底を簡単に露呈していておもしろい。著者の上手さなのか、選手たちが溜め込んでいたものが多いのか。
 とりあえず、トルシエは信頼されていなかったことがわかる。それでも「プロだから、要求されたことをしなければならない」と言う森岡が格好いい。正直言って、私はこれまで森岡のプレースタイルが好きではなかった。大反省。森岡さん、大人です。完璧に改心しました。

10) ティンブクトゥ ポール・オースター 柴田元幸
 飼い主の余命が短いとわかった犬の物語。後半になればなるほど、だんだんおもしろくなってくる。でも楽しくはないよ。

11) 車中泊を楽しむ 武内隆
 実用書。参りました。思わず近所の道の駅で一泊してしまった。

12) スポーツマッサージ 増田雄一
 とっても難しい上級者向けの内容を、写真をふんだんに使い、高校のマネージャーにも使えるようにした名著。気前のよさに驚く。こんなに教えていいのかというくらい。
 私は足首のねんざなので、以下がいいそうだ。
a) 環状軽擦…手を少し丸めて、手の外側でくるぶしの周囲を、円を描くように軽めにさする。
b) 屋根瓦状強擦……くるぶしの周囲で腫れにより盛り上がっている部位を、親指の腹で強めに押し上げるようなイメージで行なう。
c) 二指揉捏……親指と人差し指で、腓骨筋部に対して揉んでいく。
 三つとも、足の外側である。

13) 延長戦に入りました 奥田英朗
 おもしろい。これはいわゆる雑文ではないか。要チェック。

14) ひとりでできるサッカー上達トレーニング 奧大介
 実は高レベルの技術までさらりと解説している。これにある『フリーキック用落ちるインサイド風インフロントキック』をただいま練習中。

15) 村上ラヂオ 村上春樹・大橋歩
 本人も書いているが、『Anan』の連載だけあって、食べ物の話が多い。マラソンの話はほとんどない。嫌いなものに対し、好き勝手書いている印象。

16) キャッチャー・イン・ザ・ライ サリンジャー・村上春樹
 いい翻訳なのだろうが、話自体おもしろくない。アドルッセンスのころに読めばよかったのであろう。
 ホールデン少年の、「いいところになるとなぜか自分で話をぶち壊しにしてしまう」癖はおもしろい。なぜかそういうのってあるよね。相手に気を使う余り、いっぱいいっぱいになってしまって、遠慮したつもりがぶち壊しになってしまうことって、何度もあるよね、じっさいの話。
 でも妹のフィービーが兄のホールデンに「あなた」と呼びかけるのは変だ。そこまで丁寧なら「(お)兄さん」と呼ぶし、そうでなければ名前を呼ぶのが今の日本であろう。
 ちなみに野崎孝さんの訳では、「兄さん」となっていた。

17) ツチヤの口車 土屋賢二
 わはは。これこそ雑文だ。ガメさんが好きなのがよくわかった。こういうのを読むと、自分でも一本書きたくなる。

18) ジョイスへの道 小田基 *未読

19) ノムダス勝者の資格 野村克也 *未読

20) ブログ道 久米信行
 商工会でよろしくやっていそうなベンチャー社長がブログの効用について説く本。いいことをたくさん言っているのだが、ブログ仲間のことを逐一「縁者」と呼んでいるところが、私には受け付けられない。誠実さの伝わってくる、いい本だけれどね。

21) 食卓はいつもミステリー 阿刀田高 *未読

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