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義父、逝く

 義父が亡くなった。

 長い間寝たきりで、週末になればお見舞いにいっていたが、とうとう亡くなった。合掌。

 あまりいろいろ書いてはいけないと思うし、書く気分になれない。お世話になったことが思い出される。
「お嬢さんと結婚させてください」
 一生に一度の台詞をこの人の前で言ったのだ。

 ポーシャにご焼香を教える。つまんで、おでこに持っていって、違う方に落とす。これが気に入ったのか、何度でもしたがる。

 亡くなったのは妻の父親なので、お客様は私にとっては知らない人ばかり。ポーシャも居心地が悪いのか、私にべったりだ。娘がいてよかった。これで間が持つ。

 火葬。お骨を拾って箱に入れる。
 漫画だと「骨は拾ってやる」というシーンだ。
 焼いたばかりなので熱い。近づくだけでやけどしそうだ。「熱い」「熱い」という控えめな声が聞こえる。

 箸を渡されたポーシャが、一生懸命に骨を拾い出す。背が低いから、大人よりよほど熱を感じることであろう。でも文句も言わずちびちびと骨を拾った。それはもう、一生懸命に。

 葬式。ポーシャもご焼香をした。堂々としたものだ。遺族として、会場のみなさんへお辞儀をする。小さい子がお辞儀するだけで、会場の方々がにっこりする。かわいがられてありがたいことだ。

 かつてポーシャは「おじいちゃんおばあちゃん」と一息でくっつけて言うのが常であった。「おじいちゃんおばあちゃんの家に行く」のように。
 もうポーシャにおじいちゃんは存在しない。私の父もすでに亡い。

 ただ合掌。

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