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192 羽生善治挑戦する勇気 羽生善治

 図書館より。朝日新聞社。

 2002年の子供向けイベントの講演で語られたもの。「はじめはまわり将棋だった」と内容も語り口も親しみやすい。竜王、公文(式)なんて言葉にも振り仮名があってほほえましい。八王子将棋クラブで級や段が上がるごとにもらった、名刺のようなカードを宝物のように大切にしているところがいい。

*奨励会では正座しないとお目付け役に怒られる。プロ入りしたらたいていあぐらになる。
*棋譜には流れがあるから覚えられる。常識外の棋譜は覚えられない。

 しかし講演なら準備する時間さえあれば(語弊があるが)誰でもできる。棋界一の切れを見せるのは子供との質疑応答だ。

*負けたときはどうするのですか。
 忘れるのがいちばんいい。将棋の怖いところはどこでも考えられるから思いつめてしまうところ。その点、水泳はいい。考えるとおぼれてしまうから。

*ゴキゲン中飛車をどう思いますか。
 使い手の近藤くんは「どうしてほかの人はやらないの」と聞かれたとき「これは難しすぎるから私にしかできない」と答えたそうですが、そんなことはありません。

*七冠になったときの気持ちは。
 風邪をひいてボーっとしていたので、「早く休みたいな」と思っていました。一ヵ月後の就位式で実感がありました。

*歴史上の人物と戦えるとしたら。
 升田幸三先生です。時代の先を行き過ぎて周りが理解できませんでした。

*中盤の駒得、終盤の寄せのコツを教えてください。
 自分の全部の駒を活用しようと思うこと、そして、最後に駒を捨てることに躊躇しないということです。

*うまく詰ますにはどうしたら。
 王手をするのでなく、周りから囲んでいくようにするのがいちばんいい手です。

*息子は野球をがむしゃらにすることがありません。
 本人にやる気がないと、やっぱり伸びません。

*プロ棋士を目指す子供にしてやれることは。
 温かく見守ることしかないですね。それは親としてはつらいと思います。

*村山聖さんの感想を聞かせてください。
 性格は純粋な人でした。将棋を続けることで体に負担をかけていたとは思うが、村山さん自身は充実していたと思う。今でも時々村山さんのことを思い出します。

【付記】これまで読書録はgooブログ[別館・読書録]に書いていましたが、こちらに書いてみることにしました。アフィリエイト実験のためです。

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