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207 宇宙エレベーター 石川憲二

 図書館より。オーム社。副題、宇宙旅行を可能にする新技術。

 SFが思考実験だというのならば、この本は優れたSFの本と言えるであろう。ただし、これは近い未来にフィクションではなくなる。
 科学技術ジャーナリストがまじめに、ただし堅苦しくならずに、現在の技術レベルを元に宇宙エレベータの将来像を論じている。「宇宙エレベータでも『乗車人数』と言っていいか」「人と乗せる部分をトレインと呼びたいが連結しているとは限らないのでクルーザーと呼ぶことが多い」など細かいネタも楽しい。
 脚注も粋だ。「スラスター」の項で、「姿勢制御のための小型ロケットエンジン」なんて書かない。
#以前、スラスターエンジンの営業担当者に話を聞いたことがある。(略)ちゃんとスラスターエンジンのパンフレットも用意されていた。
 なんて聞いてもいない裏話を披露してくれている。

*スペースシャトルは128回飛んで2回死亡事故を起こしている。民間事業には許されない危険度だ。
#少なくとも僕は空港で「64回に1回は墜ちます」といわれた飛行機には乗らない。ただし、もし宇宙飛行士に選ばれたら、喜んでスペースシャトルのミッションに参加する。人はそれぞれ、自分の中で、「旅客用」と「業務用」の安全基準を使い分けているからだ。

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