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224 オラクル・ナイト ポール・オースター

 図書館より。新潮社。

 大怪我から回復しつつある物書きの、妻との愛をテーマに、オースターお得意のスラップスティック然としたみじめな悲劇が主人公を襲う。
 嵐のような一週間の中で、作家シドニーがブルックリンで買った青いノートに書き始めたニック・ボウエンの物語が重層的に語られる。

#人間は自分の夢の中で死んだりしないのよ。ドアに鍵がかかっていても、何かが起きて、私たちを出してくれたはずよ。そういうふうになってるのよ。夢を見ている限り、いつだって必ず出口はあるのよ

 前半は展開が遅く、長い注釈に慣れるまで読みにくい。後半は怒涛の展開。ニックの結末はあれでいいのか。言いたいことはわかるが。
 オースターが奥さんのシリを心から愛していることがうかがわれる。
 最後のどんでん返しを見てから再読すれば、きっとまた面白さが見つかることであろう。

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