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227 めくらやなぎと眠る女 村上春樹

 図書館より。新潮社。

 海外向けの短編集の日本語版。気に入った作品を挙げる。
「ハナレイ・ベイ」
「ハンティング・ナイフ」
「蛍」
「偶然の旅人」

 手垢のついた表現だが、日常を失ってしまいそうな危うさを感じる作品が多い。「嘔吐1979」あたりの胃にもたれる感じも独特である。

#かたちのあるものと、かたちのないものと、どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、かたちのないものを選べ。それがぼくのルールです。(偶然の旅人)

#「芥川賞の候補になったことってある?」
#「五年間で四回」
#「でもとれなかった?」
#(略)「いいじゃない。賞なんてどうせ業界内のおもわくでしょう」
#「実際に賞をとった人がはっきりそう言ってくれれば、それはそれでリアリティーがあるんだろうけどね」(日々移動する腎臓のかたちをした石)

#「彼女たちと寝ると、ぼくはすごく親しい気分になれるんです。(略)だってそれはただの○○○○ですものね。ばれなければだれを傷つけるというものでもないし」(嘔吐1979=伏字にした)

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