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235 野球を学問する 桑田真澄・平田竹男

 図書館より。新潮社。

 あのドラフト以来縁がなかったはずの早稲田の大学院で1年間学んだ桑田真澄さん。先生はJリーグ創設やワールドカップの裏の立役者である元官僚。
 お互いがお互いをすごいすごいと誉めまくるところにちょっと食傷気味であるが、それでも桑田投手の現代的な考え方に襟を正される思いがする。飲んで打ってが当たり前のプロ野球界で、桑田さんの存在はさぞ異端だったことであろう。

*野球道の再定義。中心にスポーツマンシップを据え、三角の頂点に心の調和(バランス)、練習の質の重視(サイエンス)、尊重(リスペクト)を置く。
*明治時代の飛田穂州の野球道は、精神の鍛錬、練習量の重視、絶対服従を三角の頂点とする。中心に野球道が来る。
#自分のピッチングですごく調子が悪いと、ゴミでも拾う。そうした陰の努力の積み重ねが、勝負のときに運を引き寄せる。
#ピッチャーはいくらうまくても、がんばっても試合に勝てない。だれかが打って点を取ってくれないかぎり勝てない。だから、いつもチームメイトに感謝して投げています。声をかけ、話を聞き、心配りを忘れないようにしています。そうすると、野手も、こいつのために打ってやろう、捕ってやろうと思ってプレーしてくれる。その気持ちがあるだけで、試合はぜんぜん違うものになるんです。
#スポーツ選手にとって、「試練」はとてもいい言葉だと思っています。練習の「練」に、試合の「試」、この二つで「試練」ですから。
#ぼくは引退するまで、一度も怖くなかったときはないんです。マウンドに立つと怖いです。(略)しかしそこで、「根性だ」「気合だ」では、解決しない。やはり練習して実力をつけておかないと、勝負にならないですね。

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