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240 先生、子リスたちがイタチを攻撃しています! 小林朋道

 図書館より。築地書館。

 せっかくだが扇情的なタイトル、サブタイトルに期待すると肩透かしを食う。例えば子リスたちはイタチを物理的に攻撃するのではなくて、一斉にカタカタと音を出して威嚇するだけ(でも目も明かない赤ちゃんだ)。
 しかし本書でおもしろいのはその結果だけではなく、動物学者がどのような手段で実験するか、その柔軟な発想に驚かされる。例えば子リスはイタチに対して威嚇をする。それでは近縁のフェレットに威嚇をするか実験する。

 ほかにもモグラが天敵のヘビに出会ったらどうするか、クジャクなど鳥類は秩序のある図形を好むか、など興味深い実験が並ぶ。
 いざというところでゴシック体を使うひょうきんな文体もいい。

#「かわいい」という感情は、その対象を保護するような行動をとらせるために備わっている脳の特性である。
*口元が小さい、額が広い、目と目の周辺の面積が大きい、左右に揺れながらぎこちなく這う、あるいは歩く

#”11歳”までに”野生”のなかで遊ぶ時間をたっぷりもった子供は、自然保護に積極的な気持ちを持った大人になる傾向が特に高い

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