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241 のぼうの城 和田竜

 図書館より。小学館。

 小学館が漫画と映画のメディアミックスで推していた。

 主人公は忍(おし)城城代、成田長親。武士なのに馬にも乗れず、農民から笑われている。「のぼう」とは上から「でく」を取ったもの。
 悪役はなんと石田三成、大谷吉継、ついでに長束正家。五奉行の過半がそろった。三成は備中高松城(清水宗治が切腹したあれだ)を見て以来、水攻めをしたくて仕方がない。頭は切れるが人の気持ちがわからない三成を必死で押しとどめる吉継。傍若無人な正家。

 成田家もまた多士済々。陰のある武者丹波、兵法に凝る初陣の靱負(ゆきえ)、丹波が目の上のたんこぶの猛将和泉、ほか女性陣。女性陣の出番が不自然に多いのは、映画化を意識してのことであろう。

 映画はこの秋封切りのはずが、水攻めで人家が流されるシーンがあるため、来年の公開となった模様。(未来へ。今年の3月に東日本大震災があった)

#「武あるものが武なき者を足蹴にし、才ある者が才なき者の鼻面をいいように引き回す。これが人の世か。ならばわしはいやじゃ。わしだけはいやじゃ」
#強き者が強きを呼んで果てしなく強さを増していく一方で、弱き者は際限なく虐げられ、踏みつけにされ、一片の誇りを持つことさえも許されない。小才のきく者だけがくるくると回る頭でうまく立ち回り、人がましい顔で幅をきかす。ならば無能で、人が良く、愚直なだけが取り柄の者は、踏み台となったまま死ねというのか。
#「それが世の習いと申すなら、このわしは許さん」

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