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263 貧困なる精神 第13集 本多勝一

 図書館より。すずさわ書店。

 今回も当たりの巻。

*禁煙をして吸いたくなるとガムを噛んたが、「歩きながらあるいは電車の中でクチャクチャやっている奴の顔がいかにも植民地化されたアホに見える」のでコンブに変更した。しかし売店のコンブは三くちか四くちでおしまい。乾物屋のコンブをハサミで切って鞄に入れて歩いた。

#経済活動の原動力が「欲」にあるとすれば、それを飼い慣らして良い方向へ発展させるほかはない。(略)「欲」という表現が動物的すぎるとすれば、「人間個人の主体的な創造力・好奇心・生きがい」といってもよく、それは日常的な愉しみでもあるのだ。

*雑誌のアンケートで「印象に残っている食べ物は?」
「ゴトウムシ(カミキリムシの幼虫)」「エスキモーと食べたウマバエの幼虫、トナカイの小腸」「ニューギニアのモニ族の娘が口で噛んで出すバナナの茎」「パキスタンの水牛の乳のヨーグルト」
(サービス精神旺盛である。『遊』という月刊誌は何者?)

*学生時代の紀行文、『初めての旅』で漫画を描いていた。
#「もうずーっと描いていないけど、死ぬまでには、一冊漫画描きたいなと思ってるんですよ」(石坂啓との対談にて)

#(略)すぐ気付くのは、高速道路標識にフィリピン自身の言葉が一つもなく、普通道路もほとんどがイギリス語で示されている点だ。(ライシャワー教授の『国際語』より)

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