279 貧困なる精神 第15集 本多勝一
図書館より。すずさわ書店。
ちょっと異色の巻。ベトナムのダイオキシン被害、エスペラントをめぐる鼎談、ロストバゲージ(このように英語で言うと怒るんだろうなあ。飛行機に預けた荷物がなくなることです。)の経験談。
あの堀江謙一さんは地球を縦周りでまわっていた。これは知らなかった。楽しく読んだ。
#例えばある外来語があった場合に、それをできるだけやまとことばで表す努力をすべきですよ。(本多)
#心ある人は努力しているんですよ。(略)「再規格化理論」と訳されるところですが、朝永(振一郎)さんはそういう漢字語を嫌って、「繰り込み理論」という訳語を当てたんです。(小西岳)
#マストがなくなるということは、上が軽くなるから、下の重りが強すぎるのですね。(堀江謙一)
#縦にまわるというのは横とちがって南極と北極に近い所を行くわけでしょう。だから非常に困難なのです。(藤木高嶺)
山岳部の仲間に、ザッカス、デルファと呼ばれている人がいる。本多さんはなんと呼ばれていたのであろう。
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