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287 パイナップルの丸かじり 東海林さだお

 文春文庫73番。表紙はマフラー親父にパイナップル。

 一本目、「納豆を味噌で」のイラストに笑ってしまう。納豆を味噌で食べる開祖の著者が鶴と雷光を背景に味噌と納豆を持ってポーズをとっている姿。これがおかしい。食べてみるとやはり醤油が欲しくなるという結論でこれまたおかしい。

 「メロンと生ハム」はそれだけを語るのでなくて、相性のよい組み合わせを列挙する。
 ちくわとキュウリ。パンとキュウリ。
 ブリの刺身と千枚漬け。
 ブリと大根。イカと大根。
 メロンと生ハムは別々に食べたほうがおいしい、とちゃぶ台を返している。

 あとはフィッシュカツがおいしそうである。フィッシュカツとは徳島の名産で、
#魚肉をミンチにし、それを平べったく伸ばし、これにパン粉をつけて油で揚げたものでございます
 とのこと。うどんやご飯に乗せてもいいが、
#ぼくはやっぱり軽く炙ってそのままというのがいいな。そいつでビール、というのが一番だな。
 というのが筆者の見解。

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