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305 校正のレッスン 大西寿男

 図書館より。副題、活字との対話のために。

 まず校正の本があることに驚き。筆者は、校正はただ字を直すだけでなく、「言葉を力づける(エンパワメント)」仕事だという。ゲラ(校正刷り)と対話し、編集者とチームワークを組む(著者とは一線を画す)。いささか感情があふれてしまう表現もあるが、意義のある本だ。

#(ワープロや表計算を使って、会報や名簿、年賀状などを作ることについて)これらはすべて、大きな意味での出版に当たります。それは、15世紀にグーテンベルクが活版印刷術を完成させ、出版を修道院の写本室から世俗に開放して以来の、”第2の出版革命”を意味します。

#校正では最低3色の筆記具を使います。訂正の赤字を入れる赤ペン(赤エンピツ)、疑問や確認を出す黒エンピツ(以下、慣例にしたがい「エンピツ」とのみ称する)、注記を添えたり引き合わせのすんだ赤字をチェックする青ペン(青エンピツ)。そして、筆記具の数だけ校正の作業がある、ということは、私達の仕事は原則として3種類しかない、といえます。1つは変更する。2つは確認する。3つは注意を喚起する。

#”まちがい探し”から”品質保証”へ――それがいま求められている校正なのです。

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