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300 本気の教育でなければ子どもは変わらない 原田隆史

 図書館より。旺文社。

 陸上競技で日本一になり、「生徒指導の神様」と呼ばれた教師の渾身の書。
 学生時代の臨時講師では大人気。「もじゃもじゃガンダム」として両手に児童が鈴なり。
 ところが中学に赴任してみると、現場は荒れていた。上から椅子を投げつけられ、原付バイクは分解される。
 その著者がどうして学校を、生徒を立て直していったか。

 著者は2003年に中学教師を辞し、大学の教官になった。本書の初版は2003年10月に発行された。現場を離れての、おそらく第一作か第二作。これ以降は現場のエッセンスは薄れ、理論化されていくのであろうと思われる。だからこそ、この本には熱さがある。

*授業に魅力がないと思ったら、教材研究をすればいい
 この一文の凄み。

#真面目に勉強しようと思っている子の横に、耳どころか鼻にまでピアスをして、キンキンに髪を染めている子が座っていたら、真面目に勉強する気になりますか。その場の雰囲気やムードは、そういった外見だけで十分侵されるんです。力の弱い子は、それに負ける。だから、禁止しているんです。金髪、ピアスは個性やないんです。

#どんなことでも、最初の一口は、自分が「好き」か「楽しい」という位置からはじまるのです。

#「先生、古いな。いまは指導ではなくて、支援っていうんですよ。支援やから、昔みたいに教師が教えたらあかんのです。いいたいけど、生徒が気づくまで待ってるんです」
#「そんなあほな! 一生、気づけへんぞ」

#「あいつ本気や。口だけと違う」
#と、子どもたちに私の「本気」が伝わったとき、信頼が生まれるのです。

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