310 あきた落語 無明舎出版
落語というよりは小話集。筆が滑りすぎて冗談にもなっていない話もあるが、たいがいは気楽に読める。艶笑譚もそれなりに入っている。
#(諏訪神社の神様)せこい奴などは、百円硬貨ひとつほうり投げて三つの志望校に合格させてくれ、と言いおる。馬鹿にしてはいかん。ひどいのになると、賽銭箱から銭を掠め取った挙句、合格と恋の成就を願う奴も追った。さすがのわしも、こいつには腹の虫がおさまらんかった。川に落として肺炎にしてやった。
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