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316 ムダな仕事はもう、やめよう! 吉越浩一郎

 図書館より。かんき出版。

 著者はメリタやトリンプで活躍した辣腕経営者。外資系企業の合理的思考を、日本の常識を破って推し進める。
 残業はしない。午後の2時間を「がんばるタイム」と設定し、自分の仕事にだけ集中させた。
#以前、社長を務めた会社では、昼休み後の二時間を「がんばるタイム」として私語はもちろん、ミーティングや通常の会話、外部との連絡、コピー取りまで一切を禁止していた。
 このため外部に連絡したい時は必死になって午前中に電話することになった。

#ワイワイガヤガヤは仕事の敵だ!
 有名なホンダの「ワイガヤ」。「ホンダ」という実名を挙げてこれを否定している。確かに、自分の仕事に集中しているときに、上司に瑣末な用事で呼ばれることは往々にしてある。

#上司や同僚から重要度や緊急度が怪しい仕事を頼まれたら、ひとまず脇に置いて、自分の仕事に集中してみよう。本当に必要なものなら最速が来るし、不要なものならそのまま忘れ去られるか、頼んだ本人が何かのついでに自分で片付けてしまうはずだ。

*上司の雑用攻撃を防ぐにも最も効果的な方法は、個室を持つこと。それがないときには以下の三つ。
*忙しく働くこと。忙しそうに働いている相手には頼みづらい。
*仕事ができる部下になること。できる部下には重要な仕事を、できない部下には雑用仕事を割り当てる。
*雑用を断るのではなく、作業と一緒に権限を要求すること。

*仕事の判断材料になる情報には四つのレベルがある。
*(根底)社会の常識。ビジネスマナーや経済情報、業界の習慣。
*(その上)会社の常識。経営方針や会社独自のノウハウ。
*(その上)部門の常識。
*(最上位)現場の最新情報。

*ホウ・レン・ソウほど組織や個人の仕事にとって邪魔な習慣はない。
*目の前の仕事に集中しているときに、数分おきに話しかけられたら、仕事のスピードが上がるわけがない。
*(しかしトラブルや起きたら迅速に情報を共有しなければならない。普段の仕事でも節目では報告が必要だ。)

*子供のころ宿題は嫌いだった人は多い。でも大人になるとなぜか仕事を宿題にしてしまう。宿題にすると面倒くさくなるとわかっているのに、どうしてその場で片付けないのか。

*GNN(義理・人情・浪花節)
*TPP(徹底的にパクる) 形式知でなくて暗黙知を盗む。

 要するに自分が嫌な仕事は人に押し付ければいいのだ。そんな職場は嫌だ。

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