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315 うなぎのまるかじり 東海林さだお

 文春文庫。

 「ビミョーな味のわかる人」が名作! これぞ雑文。よくある日常のシーンから、「新米がおいしい」と喜び、「アラそれ新米じゃないわよ」とひっくり返され、そしてオチ。「コメの味がわかる」という見栄っ張りがおかしい。

 「わかめの役割」より。
#一ヶ月遅れの週刊誌のページをめくってまたズズーと飲む味噌汁。

 「きしめんのベロベロ」の挿し絵に「きしめん」の名の由来の薀蓄がある。
#雉子の肉を入れたから
#紀州麺がなまって

 「アメリカンドッグ合体クン説」より。挿し絵がおかしい。
#もしですよ、おたくの会社の敏腕営業本部長が、アメリカンドッグを両手に一本ずつ持って昼飯となしている図を想像してみてください。

 東海林さだおのエッセイは挿し絵と一体で価値がある。もし別の人がイラストを書いていたら。それはもう自明のことでありましょう。

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