317 貧困なる精神 第18集 本多勝一
図書館より。すずさわ書店。
ずっとこのシリーズを読んできたが、衝撃の文言がある。
どうしてこの人はこんなに自分の国の悪口を言えるのか不思議でならなかった。長年の謎が解けた。それは『日本型「なびきの構造」社会とマスコミリンチ』と題する対談で表れる。
#実際、南京虐殺の頃、私は幼児なんだし、もっとあとの日本敗戦の頃でも子供だったわけですから、私自身には責任はないという立場なんです。それは大人たちがやったことだ、われわれは知らんということです。
このロジック。これをバリヤーに自分への攻撃を防ぎ、日本軍あるいは日本という国を貶めていたわけだ。筆者が「日本人は悪い」と言うときは、「(自分以外の)日本人は悪い」という意味なのだ。
唖然。
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