435 実用スノーボードの科学 藤井徳明
図書館より。スキージャーナル。スノーボードニッポン編集部編。副題、「理屈を知れば上達も早い!!」。
書籍化のきっかけがおもしろい。いち読者が投稿した内容が好評を呼び、雑誌連載、そしてこの本発行と相成った。
著者はホンダのエンジニアであり、重心や加速など運動方程式に詳しい。私には難解過ぎるところもあるが、じっくり読めばまた発見もあるであろう。
ボードの専門用語に説明はないので、一応滑られるようになってもう一段うまくなりたい人向け。
*スキーのターンで大事なのはエッジ角と荷重。スノーボードではそれでは不十分で、もう一つ「迎え角」が必要。迎え角とは進行方向と斜めにボードが向いていること。
*迎え角が大きいとドリフトターン、小さいとカービングターンになる。
*クールなバインディンつの外し方; 止まる間際に金具を見ないで外し、止まったと同時に外れた足を踏み出す。
#バックサイドでは重心をエッジに近づけにくい
エッジと、重心から垂直に下ろした線が離れるということだ。
*バックサイドでは腰を曲げ、トゥサイドではお尻を突き出さないようにするとエッジが効く。トゥサイドでは内傾しないようにする。
#ジャンプでは『踏み切りのときにバランスを崩すと、通常はもう元に戻れない」という鉄則があります。
#足がひねれるのはこの2本の骨(膝と足首の間)がねじれるから
*ストラップを直す 特にトゥ側が指の上にかかっている場合、指の付け根を押さえるように直す
最後に編集者が実践している。滑るときはフォールラインに体を正対させると格好いいようだ。
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