459 貧困なる精神 20集 本多勝一
図書館より。すずさわ書店。
まったく個人的なことであるが、これでこのシリーズを読みきった。この巻だけなかったので、遠いところの図書館から取り寄せてもらった。ありがとうございます。
さてこの本の三分の二は山岳についてである。遭難事故におけるリーダーの責任。そして自らの山登り。『「魔の山」富士山』では毎年死者が出ていることを知らせている。
しかし楽しげなのは「夏休み、オジサンたちはヒマラヤをめざした」である。著者を隊長に、六人の「オジサン」が処女峰シャハーン・ドクを目指す。「夏休みが終わるので時間切れ」など切ない場面もある。主峰登頂はならなかったものの、別の峰にアタック。頂上で記念写真。肘を伸ばし右手を高々と上げる著者は格好いい。
*ユースホステルブームってありますね。ヨーロッパで盛んな、素晴らしい青少年運動。ところが、日本に入ってくると、簡易宿泊提供場運動となっちゃうんですよ。
#中絶をする女たちの姿はなんと孤独なことか。妊娠は、女と男の二人の行為の結果なのに……(映画パンフより)
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