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452 巣箱づくりから自然保護へ 飯田知彦

 図書館より。創森社。

 表紙には子供に餌をやるシジュウカラ。小学校高学年から読めそうな端正な文体。ところが内容は硬派である。巣箱づくりは気楽にやるものではない。鳥の一生はせいぜい数年。育雛中に巣箱が壊れたら、貴重な鳥の繁殖期を一年棒に振ることになるのだ。
 かけ方も重要。著者は一般の方のかけ方を見て、「これは鳥が入らない」と見抜いてしまう。縄張りを考慮していなかったり、枝が近くにあってヘビなどが侵入しやすいなど。特にアオダイショウが侵入するイラストは、穴があれば入り込むヘビの体の恐ろしさを伝えてくれる。

 木や釘の材質、穴の直径、小鳥用と猛禽類用の違い(前者は自分でクッションを持ってくるが、後者は持ってこないのでピートモスを入れておく)、水抜き穴の開け方まで、丁寧仔細に教えてくれる決定版。

*巣箱は通年使う「家」ではなく、産卵・育雛のために使う「ゆりかご」である
*シュロ縄は一晩水につけておくと、乾燥して締まる
*屋根板は木ネジで止める。掛け金はカラスにつつかれて破壊されてしまう。
*巣箱が発明されたのは1905年。ハマキムシが大量発生したとき、ドイツのベルレプシュ氏の森だけは巣箱の鳥により被害を逃れた。
*ある県では(おそらく広島)巣箱をかけたらブッポウソウが20倍以上に増加した
*著者はこれまでにおよそ700の巣箱を作った。

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