539 まんがサイコセラピーのお話 物語フィリッパ・ペリー 絵ジュンコ・グラート
図書館より。金剛出版。訳、酒井祥子・清水めぐみ。
盗癖のあるヤンエグが中年女性カウンセラーを訪れる。クライエントとカウンセラーは信頼関係ゼロから紆余曲折を経て解決へ向かう。
漫画は吹き出しの内外で言っていることと思っている本音を区別できるが、その明らかな違いがおもしろい。
またカウンセラーは若くも美しくもないが、クライエントは彼女に性的妄想を抱いてしまう。作者も訳者も女性であるが、女性カウンセラーは男性クライエントにはそう思われる経験があるのであろうか。
#(解決後クライエントに結婚式に招かれて)結婚式には是非行きたいし、フワニータといる幸せな姿を見れたらと思います。(略)でも、私はあなたのセラピストであって、友人ではないのです。おばさんにどういう知り合いか聞かれても答えられません。守秘義務を破ることになりますから。(略)それに、私があなたの友人になったら、あなたは自分のセラピストをなくしてしまうでしょう。
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