548 イギリスの田舎を歩く ピーター・ミルワード
図書館より。春風社。翻訳、橋本修一 。
著者はカトリックの司祭にして、上智大学名誉教授。英文学で聞いたことがあるような気がする(不勉強)。そのミルワード神父が日本の学生と先生を連れて数週間のイングランド・ツアーに立ったその記録。
あくまでもイングランドであり、スコットランドやウェールズ、ましてアイルランドは出てこない。また著者の好みは枯れている。
好きなもの: 大聖堂 尖塔 湖沼 湿原 丘陵 静けさ
嫌いなもの: 観光客 観光地 騒音
揶揄するもの: すぐお土産屋を求める日本人
オックスフォード大学が観光客から入場料を取るようになった。日本人は仕方なく支払う。「昔通ったところに金を払うものか」と芝生でごろんと寝っ転がる名誉教授。自分の大学がそうなったらと考えるとそうだよね。
観光地は嫌いだが、例外は湖水地方。ウィンダーミアの眺めにうっとりし、ワーズワースの足跡を辿る。「ハイドロ・ホテル」という名に驚く。私も泊まったことがあるのだ。
*ノエル; フランス語で「薪」。燃える薪を眺めて家族と語り合いながらクリスマスの夜を過ごしたことから
*オックスフォード; 「牛たちのための浅瀬」のこと
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