568 アスリートのためのコアトレ 有吉与志恵
図書館より。ベースボール・マガジン社。副題、100のエクササイズ、12の処方箋。
著者は日体大の陸上短距離選手であったが、練習をすればするほど上手になると思ってやり過ぎ、故障して選手生命を終わってしまった。そんな経歴があるから本書のトレーニングにはバーベルを持ち上げるようなものはない。写真のほとんどはストレッチポールの上で仰向けになり、体を少しずつ動かしている姿である。
体幹、特に脊椎の周りから無駄な力を取り除き、かかる力のバランスを取ることに主眼が置かれているようだ。
「ようだ」というのは本書は専門的で私の理解を越えるところがある。スポーツの専門家にこそ役立つであろう。
一応自分なりに要約してみる。
脊椎には重力がかかり、関節そのものが持っている力が十分に発揮されない。ストレッチポールの上に寝て重力から開放することで、緊張がゆるみ、関節が十分に動くようになる。そこで揺するような小さな動き(小さな揺らぎ)を加えることで、関節に正しい動きを教えてやることができる。
*フットセラピー;
*涌泉; 足の三分の一の上側の中心部。冷え・むくみの解消。疲労回復。
*足心; 足裏の真ん中。別名、一点全欠。全身のツボ。疲労回復。
*失眠; 踵の真ん中。眠りを司り、イライラ、不眠、腰痛に効く。1回圧して踵全体をもむように手のひらで包み、圧を入れる。
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