563 色彩の世界地図 21世紀研究会
図書館より。文春新書。
「の世界地図」シリーズ六冊目。雑学本として楽しく読める。
#「色」、この漢字は、うずくまる女性に男性がおおいかぶさる形をあらわしたものだ。
序文の書き出しがこれだ。学校では教えられない。
*ナヴァホ、ホピは乾燥地帯で、木と泥の方形の家を建てた。チェロキーは緑に恵まれた環境にあって、円錐形のテントであるティーピーや木造の小屋に住んだ。
インデアンの家のステレオタイプはチェロキー族にあったのか。
*ウルトラマリンとは、「海を越える」、つまり産地アフガニスタンから地中海を越えてヨーロッパにやってきたという意味。
*分裂していたイタリアのサルディニア王国は、フランスと共同してオーストリアをマゼンタという土地で破った。フランス人は新しく合成した染料にマゼンタの名前を付けた。ただしイタリアでは最終的にオーストリアに勝利した場所にちなんでソルフェリーノと呼んでいる。
*greenとgrowと語源が同じ。grass, graze(草を食べる)も同様。
*イギリスのエドワード三世がソールズベリー伯爵夫人とダンスをしているとき、夫人がガーターを落としてしまった。下着を落とす失態に、周囲は忍び笑いや耳打ちをした。エドワード三世はガーターを自分の足に巻きつけて、「邪なことを思う者に災いあれ」と諌めた。これがガーター勲章の始まり。
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