« 587 男の本格節約術 柏本湊 | トップページ | 図書館769 »

588 問題な日本語 北原保雄・編

 図書館より。大修館書店。

 「全然いい」「きつねうどんになります」「なので」「わたし的には」などと気になる日本語が集まった。そこまではいい。この著者は許容範囲が広すぎる。書名に「問題な」と言っておきながら、「間違いではありません」「一般化しています」とゆるゆるなのだ。
#「なので」を接続詞として使うのは新しい用法であり、現時点では、改まった場では「ですから」を使うほうが好ましいでしょう。
*「すごいおいしい」もこれだけ用法が固定しているのですから、「すごい」という形の副詞があると考えてもよいのではないでしょうか。
*「おられる」は誤った敬語?; おるは謙譲語だからおられるを尊敬に使うのは誤りだとする意見も根強いが、「おられる」は尊敬語、「おります」は謙譲語と考えるのが合理的。
 もう嫌になってくる。

*書きかえ; 表外字を表内字で書けるようにすること。闇夜→暗夜、馭者→御者、編輯→編集、雇傭→雇用など。
*逃がす(にがす) 逃す(のがす)

*インターネットで検索すると「雰囲気ふいんき」が約二〇〇〇例、「ふいんき」「フインキ」が都合六四〇〇例ヒットした
 それはわざとやっているスラングがほとんどであろう。そこを言及しないとは、甘い。

*十分が本来の形で、充分は「充足」などの類推から出たもの。
*外来語は外国語でなく日本語としての発音に従って書く。だから「メイル」でなく「メール」と書く。だがエイト、ペイント、レイアウト、レインコートなどの例外もあり、不安定である。

 

|

« 587 男の本格節約術 柏本湊 | トップページ | 図書館769 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 587 男の本格節約術 柏本湊 | トップページ | 図書館769 »