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590 サボり上手な動物たち 佐藤克文・森阪匡通

 図書館より。岩波科学ライブラリー。副題、海の中から新発見!。

 ペンギンのバイオロギングなどで知られる動物学者佐藤が生々しい失敗談を語る。
 チーターの速度を測るためテレビ局とナミビアに行くが、チーターは時速59㌔しか出してくれなかった。
 「産卵期の雌のウミガメの採餌生態を解明します!」と宣言したが「じっとして動かず蓄えた脂肪を使い、食べることはありません」と学会で報告する期待外れ。

 サボる、というのは消費エネルギーを最小限にするということである。イルカは音で様子を探り、仲間と会話する。他の生物(エビ)が音を出すうるさい海域では大きな音をだし、静かな海域では小さな音を出す。(この音響による調査の章は森阪)

*エンペラーペンギンの一匹のひなが、空から舞い降りてくる雪片をくちばしでつかまえようとしていた。雪は足元にあるのだから水分補給とすれば効率は悪い。確信はないが、雪を一心不乱につかまえようとしたひなは、遊んでいたのだと思う。
 体を曲げて口をぽかんと開けた灰色の丸っこいひなの写真がかわいい。こういう写真を撮るところがまたこの著者の魅力である。

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