597 まんがで読破 病床六尺 正岡子規
図書館より。イースト・プレス。漫画、バラエティ・アートワークス。
国語の教科書の著者近影では、横向きの坊主頭で印象的な著者。
子規とは不如帰(ほととぎす)のことであるが、それはその鳥の口の中が真っ赤だからである。子規は何度も血を吐く。
名家に生まれたが武よりも文が好きだった幼少時代。
夏目金之助との爽やかな青春時代。
野球が大好きだった野(の)ボール(本名の昇にかけている。本作ではこの雅号は触れられていない)。
病床にありて文学を突き詰めるその姿。
たった34歳で亡くなってしまった俳人の姿を十分に表している。
#糸瓜咲きて痰のつまりし佛かな
#痰一斗糸瓜の水も間にあはず
#をととひの糸瓜の水も取らざりき
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