609 スズメ 三上修
図書館より。岩波科学ライブラリー。副題、つかず・はなれず・二千年。
写真がいい。前半の3章までは毎ページに写真があるほどで、スズメの様々な姿を見せてくれる。
ひなはくちばしが黄色い。たとえのとおりだ。喧嘩すると足で相手の顔をひっかく。幼鳥はほっぺたのパッチと呼ばれる黒い班の色がぼやけている。「雀のお宿」には何万羽が集まる。幼鳥が五六匹の群れをなしているところなんて不安そうでほんとうにかわいい。
*メジロはくちばしが細いので桜の蜜を吸えるが、スズメのくちばしは太くて入らないので桜の花をむしって食べて、下に捨ててしまう。
*止め卵(らん); 最後の卵は色が薄い。
*落語で下手な医者を「雀医者」と言う。その心は「これから藪に向かう」。
*妻と秋田に竿燈を見に行き寿司屋に入ったら、黙っても寿司が出てきた。デザートまでのコースで、32,760円。辛いことがあると請求書を見る。
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