613 まんがで読破 人間的な、あまりに人間的な ニーチェ
図書館より。イースト・プレス。漫画、バラエティ・アートワークス。
酒場で出会った歌姫モニカを通して音楽に惹かれていく主人公フリッツと、彼を束縛する病気の母親、居候させてくれる牧師学校の教師、同情と好意を持って世話を焼くその娘リタが破滅に向かう。それはなぜか。
ここに作者のニーチェが登場する。人間は善悪という価値観に縛られている。善悪を超えた新しい価値を求める「超人」となれ。それが神話の誕生である。
と、いうことを「いっちゃった」目つきのニーチェがフリッツにこんこんと説く。それはそれで作品としておもしろいのだが、コミカライズとしてどうなのか。それは原作を読まない私にはわからない。
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