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610  夢をかなえる人の手帳術 藤沢優月

 図書館より。ディスカヴァー・トゥエンティワン。

 1972年秋田生まれ、学生時代はスペイン語学校の秘書のアルバイトをし、大学院では西洋史を修め、交流分析を学び、今はフリーライターというなかなかおもしろい経歴。

 『手帳術』という書名になっているが、『夢をかなえる』というところに重きを置いている。忙殺を避け、自分の時間を持ち、すべきこととそうでないことの区別をする。そういう心の整理こそが手帳を使う意味だと語っているようだ。

 手帳の具体的なこと;
 時間軸のある手帳を使う。
 「TO DO」は一日のリストの中に。後ろにまとめてあると見なくなる。だから時間軸の近くに大きなメモスペースが必要。片付いたら印をつける。
 月リストで見通しを持つ。

*灯台の時間; 一人になって、自分の心と向き合う時間
*スパイス予定; 休日の趣味に使う時間。
*グレー時間; テレビをだらだら見るなどの時間。

#スケジュールや時間術の本の多くは、仕事に焦点が当てられています。しかし、それだけではうまくいきません。なぜなら、あなたは多様性にあふれているからです。ダイヤモンドがたくさんの面を持つことで輝くように、あなたも、多くの面を有することで輝いています。

#物事のスピードや効率を三倍早く、しかもシンプルにしてくれる、とっておきのコツ
#「かならず前日に、次の日のTO DOを確認しておく」

 実は大事なことだが、文章がとても美しい。読んでいて表記に引っかかるところがない。上品で快活な文章の書き手である。

  

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