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675 カラスはホントに悪者か 太田眞也

 図書館より。弦書房。

 前著『カラスは街の王様だ』から八年。大幅に加筆され、読み応えがある。写真はややボケているものもあるが、白斑のあるカラス、赤いカラス、ハヤブサやキツネとの戦いなど、様々な生態を見せてくれる。
 167ページ、「皇居内で見つかったバフ変したハシブトガラス」という表記がある。バフ変とは何か。調べてみるとバフとはなめし革、つまり黄土色やクリーム色に変化した色のことであり、バードウォッチングの用語らしい。「求愛給餌(コートシップフーディング)」「一腹卵数(クラッチサイズ)」なんて用語解説が丁寧な著者らしくないところだが、愛鳥家の常識なのかもしれない。

*生ごみの食い散らかし問題も、ゴミ袋を黒色から半透明のものに変えたために生じた。
*カラスの嗅神経はニワトリやハトの三分の一くらいの細さで、鳥の中でも嗅覚の発達は特に悪い。腐肉まで食べる悪食にはそのほうが却って好都合かもしれない。

 「烏に反哺の孝あり」ということわざがある。カラスは子供が親に食物を与える親孝行な鳥だ、という意味だが、それはひなが大きくなって親と子を見間違うほどになっても親が子に餌を与える姿を見て誤解したもの。

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