809 闇の中の男 ポール・オースター
図書館より。新潮社。訳、柴田元幸。
眠れない”私”が夢想したり孫娘のカーチャと語り合ったりした物語が、架空の戦地に送られたオーエンたちの物語と溶け合う巧妙な物語。
何作読んでも「オースターが最初に読者に提示するサスペンスは途中で放り出される」とわかっているのにはらはらしてしまう。しかしまあポールおじいさんはアレが大好きなのだなあ。
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