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822 発達障害と向き合う 竹内吉和

 図書館より。幻冬舎ルネッサンス新書。

 著者は法学部を出て、教育を学び、数学の先生になり、教育委員会や特別支援学校で働いた経歴のある異彩の存在。論を急がず大局観を持った眼差しが優しい。

*私の「人間にとって最も基礎的で重要な”聞く力”の正体は、”聴覚的短期記憶”である」という考えは、現在は、改訂の末、WISC-Ⅳとなっているウェクスラー式知能検査の検査経験からきています。この中に「数唱」という検査があります。ここが弱いとされている子供が、コミュニケーションで課題を多く持つことがわかっていますし、検査経験でも実感として持っています。

*セリグマン実験; 無力感の本質は、苦痛な外傷体験そのものではなく、外傷をコントロールでいないという「対処の不可能性」の継続学習なのです。

#最も大切なことは、早期発見です。おおむね幼少期に明らかになっていますが、知的遅れのないケースでは、親の側の障害受容ができていないケースもあります。わが子が知的障害なんて信じたくないという気持ちはよくわかります。

*自分は新幹線のエンジニアになる。これもいいじゃないか。
*しかし、他人は新幹線に興味がない。これもいいじゃないか。
*でも、新幹線は便利で素晴らしいと思っている。これでいいじゃないか。
*自分がする新幹線の話、みんなにとってはうざいだけ。そうかもしれない。
*他人に新幹線の話はしない。
*これでいいのだ。
*自分と他人は違う。
*今は亡き偉大なる漫画家の赤塚不二夫先生が、「バカボンのパパ」に言わせた名文句です。

*発達障害に対して経験のない人ほど陥りやすいこと。それは、「巻き込み」を作ってはいけないということです。例えば、人と手をつなぐことにこだわりを持っている子供が手をつなごうとしたときに、それが当たり前で優しさだと思っている場合が多くあります。これが間違いなのです。手をつなぎたくても手をつないでくれるような親しい相手がいないときは、手をつなげないのが当たり前です。

*DBDマーチ(Distructive Behavior Disorders); ADHD→ODD(反抗挑戦性障害)→CD(行為障害)→反社会性人格障害

#「人が困っていたり、弱っていたり、傷ついているときのその人の気持ちを酌み、優しく接する」、これは、この著書でも一貫しているテーマであり、私が常に最も注目しているテーマと言ってもかまいません。

  

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