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834 ボクの学校は山と川 矢口高雄

 図書館より。白水社。

 白水社がこんな本を出していたとは。第34回青少年読書感想文コンクール課題図書。

 郷土の英雄矢口高雄先生のご本。まじめで人格高潔なイメージのある作者だが、その少年時代の真っ直ぐなこと! 素晴らしい先生との出会いに感受し、演劇部や生徒会長として活躍する。絵画コンクールでも受賞。父親は大工だからなんでも作ってしまう。漫画『釣りキチ三平』の中で、三平が思いついて何かを工夫する。周りがほめる。三平は鼻の下をかいて「ケッヘヘ」と照れ笑いをする。というシーンがよくある(気がする)が、作者も創意工夫の少年であったのだろう。

*就職先の決まった後の冬の夜、小泉先生が自宅に; 「お父さん、なにさまって、高校というところはなにさまだから入るってところじゃない。能力があって、もっと勉強したい人が、よりよい社会人になるために入るところなんだ。幸い、お宅の息子さんは頭もいいし、良くできる。このまま中学校だけで終わらせてしまうのは、あまりにもったいない」

*キャベツにたかる青虫つぶしに辟易; 少なくともボクにとってのDDTやBHCは、感謝感謝と手を合わせ、深々と頭を下げ、最大限のお礼を申し上げる”ありがたいお薬”だったのに……。

*「いやあ面白かった!!」(略)「お前のマンガだよ。房の中で全部読ましてもらった。ガンバってるんだネ。オレも明日からガンバルよ。その一言がいいたくて、たったいま出版社からデンワ番号を聞いたんだ。ありがとう!!」
 電話番号を無防備に教えるいい時代。巣鴨拘置所前の公衆電話から。

  

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