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837 対象喪失の乗りこえ方 加藤諦三

 図書館より。大和書房。副題、別れ、失恋、挫折の悲しみを引きずらないために。

 著者は電話相談室の経験も長い心理学者。
 言い切りの文章が心地よい。適当なページの文末を列挙するとこうなる。
「少ない。発見していく。見つける。である。防衛的になる。成長する。歎かない。受け入れる。」
 全編こんな調子である。この人に悩みはない(あるいは、悩む人にはこういう表現が効果的だと知っている)。

*自立して愛する能力があるからこそ、愛する人を失ったときに深い喪失感がある。愛する能力がなければ深い喪失感はない。
*自分の可能性が一つ一つ消えていく。そして悲哀を味わい絶望し、やがて「これが私の人生であった」と、素直に自分の人生を受け入れる。そうして心安らかに生きていく。そこに自分の人生の固有の意味を感じる。それこそが対象喪失の悲哀の過程を完遂したことである。
 救いはない。諦めがあるだけ。

*「私の性格です」と言われたら「そうですか」と言うしかない。自分の都合のいいことを押し通そうとする。そこで、周囲の人はその人を避ける。「私は駄目な人間です」「離婚理由は性格の不一致」 こんな言い方で逃げていると、いつになっても幸せは来ない。

#社会問題を起こす真面目な人は、真面目で社会的には立派でも、心理的問題を解決していなかったのである。

  

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