« 874 英語で泣けるちょっといい話 ちょっといい話製作委員会 | トップページ | 876 この人はなぜ自分の話ばかりするのか ジョーエレン・ディミトリアス »

875 アイスブレイク 今村光章

 図書館より。晶文社。副題、出会いの仕掛け人になる。

 セミナーなどの冒頭で、打ち解けていない参加者を和ませるために、ちょっとしたゲームをすることがある。誕生日ごとに円く並んだり、前の人の自己紹介を覚えたり、というものである。定義がいい。
#アイスブレイクとはなにか――見知らぬ複数の人がいる場所で固い雰囲気を壊すこと

 エピソードがいい。予備校帰りにバスを待っていたら、突然の雨。隣にいた女の子が傘を差し出し、一緒に入りませんか。後日再会して名前を交換し、今でも年賀状のやり取りが続いているという。

#①アイスブレイカー自身が自己開示すること。
#②参加者と共通点を見いだせるような工夫をこらすこと。
#③「いま、ここ」の気分を語ること。

 ①と②は似ている。進んで自己開示をするが、そのときに参加者と共通点がありそうなことを開示するのだ。
 ③についてはいいエピソードがある。幼稚園に行った教育実習生から「次から次へと子供が『聞いて』『見て』と要求し対応しきれない。待たせてしまうし、待ちきれない子供もいる」と相談を受ける。著者は「行列のできるラーメン屋さん」にたとえて、「『さっさと食べ終わって』と言えますか。いま、ここにいるお客さんにおいしく食べてもらうのが重要です」と答える。
 また、「お腹が痛い」と訴える子供に「トイレ行ったら」「病院行く?」「布団かぶって暖かくして寝て」と未来の行動を提案したり、「むちゃ食いするからよ」「お腹冷やしたから」と過去の行動を責めたりすることがある。これも「いま、ここ」の感覚の大事さを訴えている、いい話である。

*チェーン術、ペア術、グループワーク術

  

|

« 874 英語で泣けるちょっといい話 ちょっといい話製作委員会 | トップページ | 876 この人はなぜ自分の話ばかりするのか ジョーエレン・ディミトリアス »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 874 英語で泣けるちょっといい話 ちょっといい話製作委員会 | トップページ | 876 この人はなぜ自分の話ばかりするのか ジョーエレン・ディミトリアス »