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882 荒木飛呂彦の漫画術 荒木飛呂彦

 図書館より。集英社新書。

 「漫画は最強の総合芸術」と謳い、王道漫画を書くための「黄金の道」を惜しみなく披露する。
 その「基本四大構造」とは①キャラクター、②ストーリー、③世界観、④テーマであると言う。①~④は重要な順番。欠けているものがあっていいが、四つが高いレベルでそろうと名作になるという。その説明として、『サザエさん』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』にはストーリーといえるほどのストーリーはないが、キャラクターが格段にいい、と言い切っているのがおかしい。

#複数の情報を同時に示す
#冒頭の1コマ目は5W1H

*承太郎; ジョジョシリーズのテーマ、「継承」も重ねている。

#常にプラス(特に少年漫画)
 常にプラスのわかりやすい例は、『ドラゴンボール』や『キン肉マン』などで見られるトーナメント戦である。しかし安易にトーナメント戦を取り入れたくない著者は、第三部で双六のような「道中もの」という形式を採用した。これだと、一つの戦いごとにディオに近づいていき、「常にプラス」を実現できる。

 「身辺調書」を気前よく公開している。項目は「姓名・略称」から始まり、60に近い項目がある。
*生年月日・星座 身長 体重 髪の色・瞳の色 視力・メガネの有無 利き腕 声の質 体のキズ 病気・やけどやアザ・刺青 人種 宗教 前科・賞・学歴 幼児・少年期の精神的体験 セ[sensor]体験・恋人・その考え・結婚 将来の夢 恐怖 性格の特徴 口癖・癖 人間関係 家族関係 経済状態 ペット・植物

#手で描いていると、画を撫でているような気分になってきて、自然とキャラクターに愛情が湧いてきます。最初に描き出したときは「こいつ、嫌なヤツだな」と思っていても、描いているうちに、だんだんそのキャラクターのことが好きになってきて、そいつが死ぬときに、つい泣いてしまうこともあります。

#褒められて伸びるのは子どもだけで、むしろミスや失敗から次の作品へのヒントをもらい、描き続けられるのだと思います。

  

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