919 笑顔の架け橋 藤本美郷
図書館より。佼成出版社。
わかりやすく言うと、乙武洋匡さんのような先天性四肢欠損症の人がほかにもいたということだ。
最近茨城県の教育委員が「障害児がおなかにいる時点でもっと早くわかれば」と発言して辞職に追い込まれ、ニュースになっている。乙武さんは「僕のような人はいなくなれということか」という意味のことを発言した。(文言はうろ覚えなのでソースを求める人は一次資料にあたられたし)
でも実際大変なことは事実なのだ。
#初美さん【注:お母さん】は、自分が産んだ子だと頭ではわかっていても、そのすがたを見ると、どうしても、かわいいと思えませんでした。
お母さんは意を決して有美さんを散歩に連れ出します。
#少し行くと、八百屋さんの前にいたおばあさんが大きな声で言いました。
#「まあ、まあ、この子はいったいどうしたの? かわいそうにねぇ」
#初美さんは、自分が責められているようで、悲しくなって、ふたたび有美さんといっしょに外出しなくなってしまいました。
この婆さんは簀巻にした方がいい。
泣けるのはプールで泳ぐところ。いいですか、手足がないのに泳ぐ子供。泳がせる親。この信頼関係。
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