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990 ハトはなぜ首を振って歩くのか 藤田祐樹

 図書館より。岩波科学ライブラリー。

 人類学を修めていたはずが、いつの間にか、趣味のバードウォッチングから鳥の首振り運動を調べることになった著者。まれにいる、こういう人。なんでもできるので他人の要求に答えているうちに人生があっちこっち行くのだ。そしてそれが碩学だったりする。

 対象の動物のかわいらしさはあまり出てこないが、著者の鳥に対する愛情と凝り性が伝わってくる一冊。

*幸いにも、鳥の首は長くてよく動く。首の骨の数だって、私たち哺乳類よりずっと多い。哺乳類の世界では、なぜか首の骨の数は7個と決まっていて、進化の過程で数の増減が起こらなかった。首の長いキリンもやはり、首の骨は7つだ。ところが、鳥の世界では、そんなの知ったことかとばかりに、首の骨の数が種によって異なっている。12個~13個が一般的だが、ハクチョウは23個もある。これだけ骨が多いと、首をかなり自由自在に動かすことができる。

 タイトルの答えは、目玉を動かすより首を動かした方が対象を同じ位置で視認できるから。鳥は飛ぶから視覚情報が大事で目玉が大きい。でも目玉を動かす筋肉は大きくない。大きいと重くなって飛ぶのに不都合だから。

  

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