997 受験脳の作り方 池谷裕二
図書館より。新潮文庫。副題、脳科学で考える効率的学習法。
頭がいいと言われている人はどうやって学習をしているのか。結論としてキャッチーな新機軸な方法はない。これまでの経験則を、脳科学で裏付けているのだ。
コラム的に挟まれるQ&Aや、タイミングよく織り込まれる名言も、この本の幅を広げている。
*ライオン法; 空腹なときはライオンが獲物をかろうとしているときと同じで、脳がよく働く
*作業興奮; いやいや始めた部屋の掃除にいつの間にか夢中になっている。命名はクレペリン。
*経験記憶、知識記憶、方法記憶; 子供の頃は丸暗記(知識記憶)が得意だが、中学3年の後半から経験記憶(理解して理屈を覚える)が優位になる。方法記憶は歩く、自転車に乗る、など体で覚えること。
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