1015 「知の衰退」からいかに脱出するか? 大前研一
図書館より。光文社。副題、そうだ!僕はユニークな生き方をしよう!!
「集団IQ」「低IQ社会」をキーワードに、二十一世紀の生き方や日本のあり方を提言する。
学力低下、おバカキャラ、ネット依存、クルマを欲しがらない若者、国際学力調査での沈下、そういったもろもろから日本人の集団としての知的能力を疑う。また本書は2009年1月の発刊であり、1995年の都知事選挙に負けた憤りをこの本は隠していない。
#総務省は「放送と通信の融合」と言い、放送が通信を取り込むと想定しているが、現実はその逆で、放送は通信のワン・オブ・ゼムになろうとしているのだ。
*「このままいけば2015年には中国では、米国よりも英語を話す人の数は多くなっている!というジョーク
*松下幸之助氏は質問が天才的にうまかった。「あんたはどう思う?」と3人以上に質問し、自分がベストと判断した回答者に「あんたしかおらんわ、あんたに頼むわ」と権限を委ねた。
*メシを食っていく手段「三種の神器」; 英語、ファイナンス、IT
*”理屈っぽい”は日本では究極の侮蔑の言葉ではないかと思う。
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