1019 ひみつの教養 飯島勲
図書館より。プレジデント社。副題、誰も教えてくれない仕事の基本。
二択クイズの体裁をとってはいるが、これでもかと言わんばかりの濃いインテリジェンスの詰め合わせ。権力、メディア、外交と、なんと顔が広く、なんと内外の様々な事情に通じているものかと感嘆するほかない。ちょいワルっぽい言い方も爽快感がある。
#(松島みどり議員のうちわ問題で)そのまま突っぱねればよかったのだが、蓮舫氏の激しい追求に「うちわと解釈されるならば、うちわとして使うこともできる」と認めてしまったのが敗因だ。
#「表と裏を回しやすいように柄をつけた。骨組みは破損を防いでじっくり政策を読んでもらうためであくまでも討議資料」と主張することもできたはずだ。
#トップが本気でぶつかり合って結論を出せば、官僚の前例を踏襲するだけの無駄な議論など一発で吹き飛ぶ。トップがどう決断してもいいように準備をするのが官僚の仕事なのに、自分たちに都合のいい決断にだけ導きたい外務省の姿勢は国賊と言っていいだろう。
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