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1025 挫折を愛する 松岡修造

 図書館より。角川oneテーマ21。

 キャスターとしては「うるさい」と言われていたが、その前向きさ、熱さにいつの間にかお茶の間の人気ものになった著者が、挫折について淡々と語る。若いころ、低い評価しか与えられていなかった著者が、ステファン・エドバーグに逆転勝利したことで自信をつかむ。
 著者がキャスターとしてスポーツ選手の心の中まで取材していることに驚く。私は本を読んで感銘したところに付箋紙をつけているが、付箋紙だらけになってしまった。

*ウィニング・アグリー; カッコ悪く勝つこと。「なりふり構わずやれ」。発言者は「錦織圭にけがの復帰後ついたコーチ」というから、マイケル・チャンか。

#性格は変えられなくても心は変えられる

#独立決断/自分はけが、病気は絶対しません/怒らず、恐れず、悲しまず/正直、親切、愉快に/力と勇気を信念を持って/
#自己に対する責務を果たし/愛と平和を失わざる今日一日/(家族の名前)と、厳かに生きていくことを誓います。
 朝と夜、鏡の中に向かって声に出して言う言葉。中村天風の言葉のアレンジ。

#「ビミョー、どっちでもいい」は、考えることから逃げている言葉。自分で判断するのを避ければ、結果が悪くても傷つかないし責任もとらなくてすむ、という気持ちの表れです。

#「あざーっす」「あした」と適当に短く言う人がいますが、これでは感謝の気持ちは届きません。そもそも、言葉ではないと思います。

*「狂う」という言葉はネガティブに使われがちですが、僕はこの言葉が好きです。「周りを気にしないで一つのことに集中し、本当の自分に戻っている状態」です。

*バンクーバー五輪で浅田真央が銀メダルを獲ったとき、お母さんの言葉を姉の舞さんに読んでもらった。手紙には「銀メダルを獲ってよかった」といった言葉は一切ありませんでした。「真央が元気に、好きなスケートを思いっきり滑ったことが、一番の幸せでした」 メダルの色は問題じゃない。わが子ができることを一所懸命やり、けがをせず無事に滑り終えたことを何よりの幸せだと感じる――。親というのは、そういうものなのです。本番中に、僕は感極まってしまいました。手紙を読みながら舞さんは号泣していました。真央さんも涙でお化粧が流れ落ちるほど泣きじゃくりました。その場にいたスタッフも全員泣いていました。

#「人の意見や評価ほど曖昧なものはないから」(イチロー)

  

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