1080 1Q84 BOOK3 村上春樹
図書館より。新潮社。
牛川の章が立ち、『幽霊たち』のような真似をする。天吾と青豆は、もう登場しないふかえりに導かれて再会を夢見る。理解は難しいがこれが必然なのだ。
タマルの緻密な言葉の使いぶりにも慄然とする。
#これが生き続けることの意味なのだ。青豆はそれを悟る。人は希望を与えられ、それを燃料とし、目的として人生を生きる。希望なしに人が生き続けることはできない。しかしそれはコイン投げと同じだ。表側が出るか裏側が出るか、コインが落ちてくるまではわからない。
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