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1095 サッカーデータ革命 クリス・アンダーセン&デイビッド・サリー

 図書館より。辰巳出版。児島修・訳。副題、ロングボールは時代遅れか。

 著者のクリスは元ドイツのサッカー4部のゴールキーパー。野球をやっていたデイビッドとの会話からこの本は始まった。プレミアリーグにストーク・シティというチームがあり、ストークはロリー・デラップという選手のロングスローを基本戦術にしているのだ。

 「得点直後に失点しやすい」「コーナーキックは大きなチャンス」などの”常識”をデータで覆し、「チームの強さは選手の総年俸に比例する」「銀河系軍団は機能しない」などの信じたくない事実を検証する。

 ニューカッスルをニューキャッスル、レディングをリーディングとは(レディングと書いているところもある)ちょっと残念なところ。

*ホットハンド(バスケットボールで一度シュートを決めた選手は次のシュートも決めやすくなるという俗説)は存在しない

*(資金とスター選手のないウィガン監督)マルティネスは正確なロングシュートと、直接フリーキックを多用することで、守備の陣形を素早く回復することを意識しているのだ。コーナーキックを重視していないのもそのためだ。

#私はこのことをファン・バステンに理解させるために、10人の組織的でない選手は、組織的に守る5人の選手を打ち崩せないことを、実際に練習で証明してみせた。(アリゴ・サッキ)
#時間は15分。唯一のルールは守備側がボールをカットしたら、攻撃陣は自身のハーフウェイラインの10メートル手前から攻撃を再開しなければならないというものだった。

#重要なのは情報と知性だ――この2つを活用する術を心得ている監督が成功するだろう。

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