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1142 デジカメで人物を上手く撮る見本帳 石田徳幸ほか

 図書館より。翔泳社。

 人物を撮るということは、目の前に人物がいるということだ。それは初対面のモデルさんかもしれない。友達かもしれない。他人の子供かもしれない。撮影テクニックだけでなく、対象人物との関係の作り方も含めて説明しているところがこの本の輝きである。「疲れないように休憩をはさみましょう」、「まだ人間関係ができていないうちは、距離をとった全身ショットから始めましょう」なんて。子供相手だと「カメラを鞄にしまって、一緒に遊びましょう」だ。
 六人のカメラマンが分担執筆しているが、有名ITライターの荻窪圭氏の写真にぞくっと来る。

*定型フォーマット; ①全身 ②上半身アップ ③中腰 ④しゃがみ(上目遣い) ⑤座り ⑥座りアップ ⑦室内・うつ伏せ ⑧室内・仰向け

*キャッチライト; 瞳の輝き。レフ板で作る。あるいは空を見上げる。
*足の甲を見せる(長く見える)
*S字ライン; 胸を張ってお尻を突き出す
*笑顔「い」の口 セクシー「う」の口
*ボケた背景に緑(自然)を入れる
*三分割構図; 横に三分割した線分に人物を置く。縦に三分割した線分に、主役の顔を置く。
*光の向きを読むには握りこぶしを観察する
*「笑って」と言っても作り笑顔にしかならない。
*かわいい仕草; 小さく丸まる 上から撮る 何かに抱きつく ものにあごを乗せる
*指輪交換シーンはあらかじめ撮影する
*バウンス発光; フラッシュが近いときつい顔になる
*雨の日は透明なビニール傘。手前を上げて顔を隠さないようにする。それで濡れる場合は、モデルさんのことを考えて撮影を中止しよう。
*誕生日ケーキ; フラッシュはご法度。ISOを3200または6400まで上げる。

*一眼レフでなくてもぼかす方法; 立ち位置と背景を離す。レンズをもっとも望遠にする。人物にできるだけ近づいて撮影する。

 この本を読んでいると、若い女性をモデルに写真を撮りたくなる。それはいい本だ。

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