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1163 すぐわかる画家別西洋絵画の見かた 岡部昌幸

 図書館より。東京美術。

 「中世から現代まで、画家53人をコンパクトに掲載」という折り返しの言葉がこの本の要諦である。ルネサンスはボッティチェルリ、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなど。バロック・ロココはカラヴァッジォ、ルーベンス、フェルメールなど。ロマン主義から印象派はゴヤ、アングル、ミレー、マネ、ドガ、セザンヌ、モネ、ルノワール、ゴッホなど。現代美術はカンディンスキー、ピカソ、ウォーホルなど。なんとよくまとまった本だ。

#彼(ダ・ヴィンチ)はものには実際は輪郭線というものが存在しないことを強く認識していた。そこで彼は対象を観察し、その微妙な変化を絵の具で再現することで、ものの存在感を表した。
#もちろん輪郭線は描かない。その代わり、輪郭に当たる部分を微妙にぼかし、向こう側に続く感じを出そうとした。そのことで表現はよりリアルに、より自然になったのだ。これは「スフマート」と呼ばれる技法で、後の画家にも大きな影響を与えた。

 フラゴナールの『ぶらんこ』の解説に「興奮して立ち上がる子犬」とあるが、子犬が見つからない。立ち上がる子供ならいるのだが。

*『印象、日の出』; 絵の具をわずかに含ませた筆を素早く動かしただけの鮮やかなマチエールが無数に見られる。
 マチエールという言葉が解説なしに使われている。検索したら絵肌、材質の質感ということらしい。

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